外壁の「艶あり」と「艶消し」の違いは、主に仕上がりの見た目や機能性に関わります。以下にその特徴をまとめます。
1. 見た目の違い
艶あり(光沢あり)
表面が滑らかで光沢があり、光を反射してツヤツヤとした仕上がりになります。
高級感や清潔感を演出しやすいです。
色が鮮やかに見え、外壁が目立つ印象になります。
艶消し(マット)
光沢がなく、落ち着いた雰囲気の仕上がり。
自然な風合いや素朴な印象を与えるため、周囲の景観に馴染みやすいです。
色味が抑えられ、柔らかく穏やかな印象を与えます。
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2. 機能面の違い
艶あり
汚れにくい:表面が滑らかなので、雨水で汚れが落ちやすい(セルフクリーニング効果が高い)。
耐久性が高い:紫外線や雨風に強く、艶消しより長持ちすることが多い。
メンテナンス頻度が少ない。
艶消し
汚れが目立ちやすい:表面がざらざらしているため、汚れが付着しやすい。
耐久性がやや低い:紫外線の影響を受けやすく、艶ありに比べて塗膜の劣化が早い場合があります。
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3. 選び方のポイント
艶ありが向いている場合
目立つ外観を作りたいとき。
商業施設や新築住宅など、近代的で華やかな印象が求められる場所。
汚れやすい環境(沿岸部や工業地帯)に建物がある場合。
艶消しが向いている場合
落ち着いた雰囲気を出したいとき。
古民家や自然に囲まれた住宅、歴史的な建物など。
景観に溶け込みたい場所。
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まとめ
艶ありは「光沢感」「耐久性」「汚れにくさ」がメリットで、高級感を出したいときにおすすめ。
一方、艶消しは「落ち着き」「柔らかい印象」が特徴で、景観重視や自然な雰囲気を求めるときに最適です。目的や好みに応じて選ぶと良いでしょう。
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