外壁の劣化具合によって、放置しても問題ないレベルと、早急に対応が必要なレベルがあります。以下の基準を目安に判断するとよいでしょう。
1. 放置しても比較的安全な劣化
軽微な色あせ:日焼けや雨風で塗装が少し薄くなっている程度。
→ 2〜3年以内の再塗装が目安。
軽い汚れやカビ:見た目は悪くても構造には影響がない場合が多い。
→ 清掃や軽いコーティングで対応できます。
2. 早めの対応が必要な劣化
ひび割れ (幅1mm未満):ヘアークラックと呼ばれ、すぐの雨漏りリスクは低いものの、放置すると広がる可能性があります。
→ 1〜2年以内に補修を検討。
チョーキング現象 (外壁を触ると白い粉が付く):塗膜が劣化し、防水効果が落ちています。
→ 1〜2年以内に再塗装が望ましい。
3. 早急な対応が必要な劣化
ひび割れ (幅1mm以上):内部まで水が浸入し、建物の耐久性が落ちる可能性があります。
→ できるだけ早めに補修。
剥がれや浮き:外壁材が剥がれたり、浮いている状態は危険です。
→ 至急の修理が必要。
コーキングの割れや剥がれ:目地が劣化していると、そこから水が侵入します。
→ 半年以内に補修が望ましい。
まとめ
・軽い色あせや汚れなら、数年程度は様子見できます。
・小さなひび割れやチョーキングは、1〜2年以内のメンテナンスが理想的。
・ひび割れが1mm以上、剥がれや浮きがある場合は早急に対応しましょう。
外壁の種類や気候条件によっても変わるので、気になる場合は専門業者に点検を依頼するのが安心です。
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