雨天時や湿度が高い日に塗装をすると、仕上がり・耐久性・安全面のすべてで大きな悪影響が出ます。プロの塗装屋として絶対に避ける理由を分かりやすくまとめます。
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■ 雨の日・湿度が高い日の塗装で起こるトラブル
① 塗料が乾かない・硬化不良が起きる
雨や湿気で塗料が乾かず、ベタつきが残る
塗膜がきちんと固まらず 剥がれ・膨れ・ムラ の原因に
特に湿度85%以上は塗装NGとされています。
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② 白化(かぶり)や艶ムラが出る
雨粒や湿気が塗膜に入り込み
クリヤーやウレタン・シリコンで 白く濁る現象(かぶり) が起きやすい
一度かぶるとやり直しが必要になることもあります。
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③ 密着不良で早期剥離
下地に水分があると塗料が密着できない
完成直後は綺麗でも、数か月~1年で ペリペリ剥がれてくる
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④ 仕上がりにブツ・スジ・ゴミが入りやすい
湿気で埃がくっつきやすく、
ローラーの滑りも悪くなり 仕上がりレベルが落ちる。
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⑤ 現場の安全性も低下
足場が濡れて滑りやすい
高圧洗浄後の乾きが悪く、翌日の作業にも影響
職人の安全面でも避けるべき日となります。
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■ プロが判断する基準
一般的な塗装基準(JIS・メーカー指針)
湿度85%以上 → 作業中止
気温5℃未満 → 作業中止
雨・霧雨・結露のおそれ → 作業中止
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